1.
革の床面の漉きたい箇所に、丸ギリで線を引いて印を付けます。
ここでは、コバから10mmの所に線を引いています。
2.
漉き作業は、硬く平らなガラス板の上で行います。
滑りが良いので刃が引っかかることもなく、上手く漉くことができます。
よく研いだ革包丁を使ってください。
3.
表刃を床面に引いた線に当てて、角度を一定に寝かせて保ちます。
そのまま刃を横にスライドさせて漉いていきます。角度は漉く革の厚みや仕上がりによって調整します。
4.
3.を繰り返して徐々に漉いていきます。始めは浅めな角度で全体を漉き、
徐々に望む角度になるように調整しながら漉くと失敗が少なくなります。
5.
繊維のカスや段差が出たら、刃で細かく削ってならしておきます。