「増補改訂版 革の技法」書籍サポートページ

1.
砥石は水に浸してから使う物と、浸さなくても使える物があります。 ここで紹介しているのは浸さずに水をかけてすぐに使える砥石です。 浸透時間はお使いの砥石に合わせてください。

2.
購入したての革包丁は、始めに裏刃を平らにします。 中砥（＃1000）に2cmくらい乗せて裏刃を当て、押すときに力を入れて研ぎ、引くときは力を抜きます。

3.
仕上砥（＃3000）を使って中砥と同じように裏刃を研ぎ、平らに仕上げます。

4.
表刃を研ぎます。表刃を研ぐときは刃を斜めに当てます。 中砥（＃1000）を使い、押すときに力を入れて砥ぎ、引くときは力を抜きます。

5.
裏刃の刃先を触ってみて、反り刃が出て指先が軽く引っかかるか確認します。 反り刃が出ていたら刃がついています。

※ケガには充分ご注意ください

6.
裏刃に反り刃が出ていたら、表刃を仕上砥（＃3000）を使って研ぎます。 裏刃の反り刃がなくなるまで続けます。

7.
最後に、裏刃を仕上砥（＃3000）を使って、数回研ぎます。