クラフト社
クラフト社について はじめようレザークラフト 商品の紹介 全国取扱店一覧 カタログ&新商品 クラフト学園
レザークラフトって?
はじめに揃えるもの
WEBセミナー
 

 
HOME > はじめようレザークラフト > WEBセミナー >第5回 ポーチ
はじめようレザークラフト

WEBセミナー

革 WEBセミナー


02

<材料>
色牛クロームフリー(チョコ)
【本体用】1.2mm厚
【タッセル用】1.0mm厚、ドラムダイ(No.69・73・75・77・81)1.0mm厚、ファスナー16cmGKB(茶)、エスコード中(ナチュラル)

<用具>
[裁断] 丸ギリ、革包丁30mm巾
[革漉き] 各種漉き道具
[接着] サイビノール100番、ジラコヘラ20mm、ローラー、サンドスティック
[手縫い]  ネジ捻、1本ヒシ目打2.0mm巾、2本ヒシ目打2.0mm巾、4本ヒシ目打2.0mm巾、木槌、ゴム板、手縫いワックス、手縫針(太)、ステッチングツリーもしくはレーシングポニー





1. 概要

1-1

今回はクロームフリーとドラムダイ、2種類の革を用い、各パーツを部分的に漉いて使用する。

漉きとは革を薄くすること。縫い代やへり返しの辺などに漉きをかけて余分な厚みをなくすことで、スッキリと仕上げることができる。


2. 革漉き
2-1

革漉き機は、押えの巾、角度、高さを変えることで、様々な種類の漉きを手早く正確に行うことができる。販売店では革漉きのサービスを行っている所もある。(有料)


2-2
様々な手漉き道具。左から、革包丁・スーパースカイバー・革スキ・セフティーベベラー。スーパースカイバー・革スキ・セフティーベベラーは革のへりにあて、角度を決めたら引くように漉く。革包丁はWEBセミナー第2回を参照。

どの道具も練習が必要だが、使いこなせばタンニン鞣し革もクロム鞣し革も自在に漉くことができる。また、必ず刃がよく切れる状態で使用すること。

2-3
各パーツを漉く。

縫い代や「タッセル本体」の様に、重ね合わせる部分は斜め漉きを行う。

コバに向かって斜めに薄くなる様に漉くことで、縫いやすく、また段差もなくなるのでキレイに仕上がる。

2-4
へり返しの辺は段漉きを行う。

段状に漉くことで革が素直に折れる様になる。へり返しの巾により、漉きの巾を調整する。


3. 装飾
3-1
「本体」の裏に丸くカットしたドラムダイを接着し、ヒシ目打で穴をあけ手縫いする。

手縫いは、革のやわらかさや厚みに合わせて糸を引く強さを調整し、革がつらないようにする。

3-2
ファスナーのスライダーに取り付けるタッセルを作る。

「タッセル本体」に短冊状にカットしたドラムダイを接着する。吟面を接着する箇所は、サンドスティックできちんと荒らしてから接着剤をつける。

3-3
「取り付け紐」を短冊の間から通し、折りこんで接着する。

3-4
接着剤をつけクルクル巻いて、タッセルの完成。


4. 金具の取り付け

4-1

ファスナー両端の始末をする。

1. 表側を向ける。
2. 折りたたんで接着する。
3. 裏側を向ける。
4. 折りたたんで接着する。

4-2
クロームフリーはトコフィニッシュでコバを磨くことができないので、今回ファスナー取り付け部のコバはへり返して処理をする。

「本体」のファスナー取り付け口を10mm巾へり返して接着する。コバが隠れるので仕上がりがスッキリしてきれい。

4-3
ファスナーを接着し、ヒシ目打で穴をあけ手縫いする。

5. 手縫い
5-1
中表にして本体の外周を接着し、ヒシ目打で穴をあけ両脇と底を手縫いする。縫い終えたら外表に返し、形を整える。

6. 完成
6-1
タッセルを取り付けて完成です。
革は原厚のままでも仕立てることができますが、漉いてあげることでより物づくりの巾は広がります。
ぜひチャレンジしてみてください。




商品のご購入は各全国取扱店でお買い求め下さい。




HOME